関東竹竿「蟹歩 紫陽花」13尺6寸 段巻 です。

竿袋と口栓はオリジナルですですので、写真で判断してください！

蟹歩作者は芸術家でもあった渡辺利之助氏です。手賀沼のほとりの我孫子市にアトリエを構え、趣味であったへら釣りが嵩じてほぼ独学により紀州竹竿に優るとも劣らない「蟹歩」銘の竿を造り上げた天才です。

関東へら竿を代表する独特の調子や握り・少し硬めの胴調子の作風で知られ、美術品としての価値すら見いだせる名品もあります。この竿はオーソドックスな節段巻き・綿糸握りで、硬式の表示はありますが現在の基準に照らせば中硬式・本調子の竿に仕上がっています。握りは丁寧に巻かれた綿糸握りですが、滑りにくい実用性を意図した握りの意匠です。

状態は使用されたの竿ですが、反りや曲がり少なく艶もあり良い状態といえます。

(※経年劣化による、小傷はあり。竿袋に小汚れあります。:画像参照)

また、製造から数十年以上経過しているため、ブランクス・継ぎ口・握り等に黄ばみ・小傷や色褪せ・劣化などが発生している場合があります。